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PC選びの心臓部であるCPU。用途に合わせた適切なモデルを選び、後悔しないための選び方をプロが解説します。
CPU選びは「何をするか」が全てです。ネット閲覧や事務作業ならIntel Core i3やRyzen 3で十分ですが、動画編集や最新ゲームを楽しむならCore i5やRyzen 5以上が必須です。さらに、4K動画編集や本格的な配信を行う場合は、Core i7/i9やRyzen 7/9といったハイエンドモデルを選びましょう。オーバースペックは予算の無駄になり、不足は動作の重さに直結するため、自分の用途に合ったランクを見極めることが重要です。
CPUの性能を左右する「コア数」と「スレッド数」は、作業を分担する人数に例えられます。コア数が多いほど、複数のアプリを同時に動かしてもPCが重くなりにくいです。一般的な事務用途では4コア8スレッドあれば快適ですが、動画編集やゲーム実況など負荷の高い作業をするなら、8コア16スレッド以上のモデルを選ぶと、処理待ち時間が大幅に短縮され、作業効率が格段に向上します。
CPUは「世代」が新しいほど性能と省電力性が向上します。例えば、Intelなら第14世代、AMDならRyzen 8000シリーズなどが最新です。中古PCや型落ちモデルを買う際は注意が必要で、2〜3世代前のモデルは最新の同ランク品と比べると性能が大きく劣る場合があります。型番の先頭数字が世代を表すため、できるだけ新しい世代の製品を選ぶことが、長く快適に使い続けるための鉄則です。
動作周波数(クロック周波数)は、CPUが1秒間に処理できる回数を示します。数値が高いほどキビキビと動きますが、現在はコア数や世代の影響が大きいため、単なるGHzの数値だけで判断するのは危険です。目安として、普段使いなら3.0GHz以上あれば十分ですが、ゲームやクリエイティブ作業では「ブースト時」の最大周波数が4.0GHzを超えるモデルを選ぶと、高負荷時でも安定したパフォーマンスを発揮します。
CPUには映像を出力する「内蔵グラフィックス」を持つものと、持たないものがあります。事務用PCなら内蔵グラフィックス付きで十分ですが、高性能なグラフィックボード(GPU)を搭載するゲーミングPCの場合、あえて内蔵機能がないモデルを選ぶことでコストを抑えられます。逆に、GPUを積まない小型PCを組む場合は、内蔵グラフィックスの性能が高いモデル(AMDのGシリーズなど)を選ぶのが賢い選択です。