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遠近両用メガネで失敗しないためには、用途に合わせたレンズ設計とフレーム選びが重要です。快適な視界を手に入れるためのポイントを解説します。
遠近両用レンズには「遠近両用(遠く~近く)」「中近両用(室内~手元)」「近近両用(デスクワーク用)」の3種類があります。外出や運転が多い方は遠近両用、一日中PC作業をする方は中近両用が適しています。例えば、デスクワークが中心なのに遠近両用を選ぶと、手元の見える範囲が狭く疲れやすくなるため、自分の主な活動範囲に合わせて選ぶことが最も重要です。
加入度数(ADD)とは、遠く用と近く用の度数の差のことです。一般的に40代で+1.00D前後、60代で+2.50D前後が目安となります。加入度数が強くなるほど、レンズ周辺部の「ゆがみ」を感じやすくなります。初めての方は、加入度数が弱めのレンズから慣らしていくのがコツです。眼科での検眼時に、今の生活でどの距離を一番よく見るかを具体的に伝えましょう。
遠近両用レンズは、上部に遠く用、下部に近く用の度数が配置されています。そのため、フレームの天地幅(レンズの縦幅)が狭すぎると、近くを見るためのスペースが確保できず、視界が非常に狭くなります。最低でも天地幅30mm以上のフレームを選ぶのが理想的です。最近流行の細いフレームは遠近両用には不向きな場合が多いため、選ぶ際は店員に相談しましょう。
遠く用から近く用へ度数が変化する領域の長さを「累進帯長」と呼びます。この長さが短いと視線の移動距離が少なく済みますが、ゆがみを感じやすくなります。逆に長いとゆがみは抑えられますが、近くを見るために大きく視線を下げる必要があります。初めての方は、中間的な長さの設計を選ぶか、眼科医や眼鏡店で自身の眼球の動きに合わせた設計を提案してもらうのが失敗しない秘訣です。
遠近両用レンズは構造上、反射や映り込みが気になることがあります。反射防止コート(マルチコート)は必須ですが、PC作業が多い場合はブルーライトカット、屋外活動が多い場合は調光レンズや偏光レンズの追加を検討しましょう。特に最近は、レンズのゆがみを抑える「両面累進設計」のレンズも増えています。予算は上がりますが、慣れやすさを重視するなら検討の価値があります。