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キッチンの雰囲気を変えるタイル選び。機能性とデザインを両立させ、後悔しないための重要なポイントを解説します。
キッチンは水ハネや油汚れが多いため、吸水率の低い「磁器質タイル」が最適です。磁器質は吸水率1%以下と非常に硬く、汚れが染み込みにくいためお手入れが簡単です。一方、吸水率の高い「陶器質」はデザインが豊富ですが、水回りに使う場合は必ず表面に釉薬(うわぐすり)が塗られているものを選び、目地材も防汚性の高いものを使用してください。
タイルの美しさを保つ鍵は「目地」にあります。白くて凹凸のある目地は汚れが溜まりやすく、変色も目立ちます。キッチンでは、汚れが目立ちにくいグレーやベージュ系の目地色を選ぶか、汚れを弾く「防汚目地材」や、樹脂製の「目地ペン」を活用するのがおすすめです。また、目地の面積を減らせる大判タイルを選ぶのも掃除を楽にする一つの戦略です。
キッチンの壁面であれば質感は自由ですが、床面にタイルを検討する場合は「滑り止め性能」が必須です。濡れた足で歩くことを想定し、表面に微細な凹凸がある「マット仕上げ」や「グリップ加工」が施されたものを選びましょう。光沢のある鏡面仕上げは高級感がありますが、水滴が付くと非常に滑りやすくなるため、キッチン床への使用は避けるのが賢明です。
コンロ周りにタイルを貼る場合、耐熱性は非常に重要です。一般的なタイルは焼き物なので耐熱性は高いですが、接着剤や目地材が熱に弱い場合があります。コンロから壁面まで15cm以内の距離であれば、不燃材料としての認定を受けたタイルと、耐熱性のある専用接着剤(エポキシ系など)を使用してください。パッケージの「不燃」表示を必ず確認しましょう。
DIYで施工する場合、タイルのサイズ選びが重要です。10cm角程度の小ぶりなタイルはカットしやすく、壁の端の調整が容易です。一方、30cm以上の大判タイルは目地が少なくて済みますが、専用のタイルカッターが必要で、壁の歪みに合わせるのが難しくなります。初心者の方は、裏面がシール状になっている「タイルシート」から始めると、施工の失敗リスクを大幅に下げられます。